車買換えの交渉

人生の中でも、数回しかないのが自動車買換えです。それは、高額の買い物をする機会となります。100万円台の買い物となりますので、よく選択し、考慮して買い物をしたいです。同時に考えることになるのが、今乗っている車を売りに出すということです。車買い換えでは、売ることと、買うことと、とを同時進行で考えていくことになります。それで、商売のコツが必要になるともいえます。したたかさ、とソフトさが求められます。ある意味、賢さが必要になる場面といえます。正直すぎるのも損をすることになります。言わなくていいことを言わない、言うべきことをきちんと言うという、状況判断が必要になってくるのです。
車買い換えの際に、まずすることになるのが、下取りです。これは、ディーラーで下取りをして新車を購入するというケースで用いられるものです。売ることと買うこととが一体化してやってくるということで、駆け引きが忙しい時です。ただし、その1回で買い替えの交渉は済んでしまいます。ある意味、短期決戦ともいえます。じっくりと作戦を練ってから臨むのがいいです。下取りでは、新車購入とセットでなされるために、新車購入の際に通常の車体割引が下取り額に上乗せされていることがあります。それで、ぱっと見、すごい高い金額で下取りをしてもらえたという錯覚を起こします。しかし、実際は、新車購入による割引が関係しているので、そこまで、高額査定をしてもらったわけでない場合もあるのです。交渉の際に、純粋な下取り額を提示してもらうことは大切です。
下取りにせよ、買取にせよ、事前に所有する車の相場というのを知っておくのはいいことです。それによって、交渉を有利に進められるかどうかがはっきりとします。相場を知るために、オンラインの査定を受けておくと便利です。大手の買い取り専門店がしているような査定を受けることで、同じ年式、車種の車の大体の相場価格を知る事が出来ます。
交渉では、自分の希望する査定価格を言わないようにするということも必要です。相場からして、自分の車は傷もあるし、相場よりも10万円ぐらい少ない「90万円ぐらいで売れたら良いなと思っています」などと口にしてしまうと、確実、その金額よりも少ない金額になってしまします。実は、110万円ぐらいで売れる可能性があった場合もです。この場合、希望金額を口に出さず、自分の車のアピールできるポイントを挙げて、価格上昇を狙う事ができます。